今週の1台

このページでは私のバスライブラリーから、トピック的要素を持つバスを中心にご紹介していきます。

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99/3/20
��15  都バスでぐるぐる(3)

先々週から今週の一台の趣向を変えまして、都バスの低公害車、低床車巡りの記録をお送りしています。少し古いですが、98年5月16日に、「都バス一日乗車券」を使って、都バスで都内をぐるっと一回りしてきました。コースは、新宿−晴海−門前仲町−錦糸町−日暮里です。全4回に分けてご紹介しており、今週はその3回目で門前仲町−錦糸町駅間の都07系統です。(新宿−晴海−門前仲町間は下のバックナンバーをご覧ください)

運河を越えるノンステップ

 清澄通りを北上する門33系統で門前仲町までやって来ました。いままでは、特に低床車を狙って乗っていたわけではなく、バス停にやって来たバスが偶然にも乗りたい低床車だったわけです。しかし、これから乗る都07系統は、何本待ってでも乗らねばならないノンステップバスです。ところがまたもや偶然にも一本目がノンステップバスでした。
 
 やってきたノンステップバスは葛西車庫のV-D203(足立22か5409)です。もちろん98年の日野のノンステップ新車で、都07系統を中心に運用されています。前面のデザインは現行のHU/HTシリーズと同じですが。側面の腰板はかなり低くなっており、ノンステップバスとわかります。ところが運転席側の側面窓第4ユニットと乗降口側の中ドア以降の側窓2ユニットの下辺は15センチ程高くなっており、ガーニッシュ処理してあります。こうすることで窓の下辺が連続しているように見えるデザイン処理になっています。最後部はエンジンルームだらけとなっており、後方窓は極めて小さいものとなっています。運転席側に巨大なルーバーがあるのと、ドア側には換気口がポツンとあり、デザイン的には未完成ですが、非常口を最後部に持って来たことや、後面にルーバーを設けなかった事は秀逸な造りです。同じ横浜市営の日野のノンステップに比べコストがかかっているような気がします。(NO.12濱のノンステップ参照)

 門前仲町を出ると永代通りを更に東へ向い、東陽町の先の臨港線の踏切を渡ります。底を擦らないか気になりましたが、あっさりクリアし、日曹橋を左折し北上します。ここから古くからの運河を何度も渡るため、細かい上り下りがあります。しかしノンステップは全く心配なくスムーズに越えていきます。低重心であることと、オートマチックトランスミッションのお陰で、乗り心地は大変よいものでした。この系統は混雑路線ですが、ノンステップ効果で乗降はスムーズに進み、小気味よく進行します。亀戸駅前で左折し、京葉道路を西進。あっという間に終点錦糸町です。名残惜しくバスを降りました。


ノンステップの座席数考察

いまノンステップはバリアフリーで、ベストな車であるという風潮がありますが、室内レイアウトはまだまだ実験車の域に留まっています。一番の問題は座席定員が少ないことです。今回乗ったD203の座席配置は下図の通りで、座席は21席しかありません。他の都バスに比べ7-8席少なくなっています。ノンステップのレイアウト上のデメリットはエンジンルームの増大により車内長が制限される事と、タイヤハウスの張り出しによるデッドスペースで、この二つをクリアすることが大きな課題です。前者はロングホイールベースの車を導入する事で解決されつつありますが、後者は試行錯誤の状況と思います。ヨーロッパのノンステップバスでは非常にうまい座席配置を考えています。極端な例ですが、ベンツの都市内仕様(ただしワンステップですが)の座席配置です。何と45席もの座席があります。

錦糸町は活気のある街

都07系統で着いた錦糸町駅は非常に活気のある街でした。もっとごちゃごちゃしたところかと想像していましたが、京葉道路をはさんで駅ビルのテルミナと丸井が立ちはだかり、ちょっとした地方都市の駅前の雰囲気です。しかしバスターミナルは昔から変っていないように思えます。3つある島式のバス停は市電のホームのような雰囲気です。写真は錦糸町駅前で時間調整中の錦27系統−日産のノンステップです。ほんとシャコタンです。話は飛びますが、今も昔も変っていないターミナルといえば、渋谷駅西口でしょう。屋根がないどころか島式にもなっていないバスターミナルはもう少ないと思います。

丸井のとなりに巨大な魚屋がありました。どれも新鮮そうで、スーパーの魚とは別物のようです。こういうのを見ると千葉に近いという印象を受けます。そこで多少の食材を仕入れ、テルミナで定番の松崎煎餅を買って、錦糸町駅北口に抜けました。 これからちょっとマイナーな都08に乗ります。(つづく)

次回更新 都バスでぐるぐる(4)は、3月27日(土)の予定です。

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バックナンバー一覧(ナンバーをクリックするとリンクしております。)
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No.2 最後の(?)ツーマン 1ドアの大型路線バス(伊那バス) 98/12/19
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No.4 ゼロエミッションバス 最後の電気バス(京都市バス) 99/01/03
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No.14 都バスでぐるぐる(2) 東16系統リフト付き超低床バス 99/03/13

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