今日は臨時号です。2月9日の新聞でご存知の方の多いかと思いますが、東京都交通局と日産によって開発されたCNGノンステップバスが公開されました。まずは新聞記事の抜粋でご紹介します。
(日経99年2月9日朝刊東京版)
東京都交通局は窒素酸化物や黒煙の排出が少ない圧縮天然ガス(CNG)バスで、乗り降りする時に段差がないノンステップ車両=写真=を導入する。床下に設置していた燃料ボンベを屋根に移す方式を自動車メーカーと共同で開発。環境、福祉の両面で役立つため、今後本格酌に取り入れていく。CNGノンステップバスの導入は国内初。新たに試験専入する車両は二台。CNGバスは九四年から導入を始め、すでに九十三台を運行しているが、燃料ボンベを床下に設置することから低床化は難しかった。昨年四月に高圧ガスに関する法律が改正されたため、屋根の上に軽量の燃料ボンベを設置できるようになり、都と自動車メーカー二社が低床車両の開発に成功した。
新型車両の床の高さは最低二十三センチメートルで従来の約四分の一となり、障害者高齢者がバス停から楽に乗り降りできる。一台当たりの費用は約三千万円と普通車両の二倍。都は車両コストの削減へ向けて研究を進め、本格導入する考えだ
CNGとは
CNGとはCompressed Natural Gasの略で、圧縮天然ガスのことです。天然ガスバスは、そのCNGを燃料にしています。ちなみにLPGはLiquefied Petroleum Gasで液化石油ガスいわゆる家庭用プロパンガスの原料で、天然ガスとは違います。天然ガスはガス田で気体状に産出される、メタンを主成分とするガスで、ガス田の液化プラントでLNG(Liquefied Natural Gas 液化天然ガス)にして、LNG船で輸入します。LNGは国内の気化施設でガス化され、発電所の燃料や都市ガス原料に使われます。CNGはその都市ガスをバスの車庫CNG充填施設で高圧にして、バスの床下タンクに充填します。天然ガスバスのエンジンはディーゼルエンジンに点火プラグを付加する仕様変更がなされたもので、基本的にはディーゼルと変りません。燃料がメタン(C2)だけですから、完全燃焼され、ブラックスモーク(黒煙)がほとんどでず、騒音が小さくなります。今までの問題点はタンクの安全規制でタンクの重量が重いことと、床下にしか設置できず低床化がむづかしいこと点でした。しかしプラスティックを材料とする軽量タンクが研究されていて、昨年4月の高圧ガス取扱法の改正で軽量タンクが使える事になりました。タンクを屋根に置くことで低床化(ノンステップ)が可能となった訳です。
さて、そのCNGノンステップのいでたちが注目されていたのですが、やはり屋根上のタンクはゴッツイですね。私はクジラに見えますが、皆さんは如何ですか?
また、これを見て思い出したのは、中央アジアのカザフスタンの天然ガスバスです。写真が手元にないのですが、屋根上に巨大なバッグ(気球のようなもの)を載せており、それが天然ガスのタンクだったのです。従って走行するほどに、バッグはしぼんでしまうという、実に燃料残量がわかりやすいものでした。
3千万円とは民営ではとても購入できない価格です。新聞記事のように早くコストダウンして、普及させるべきと思います。究極のゼロエミッはションは電気バスですが、それまでの繋ぎとして、CNGバスは低公害バスの切り札です。営業に入れば是非乗りに行きたいと思います。
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