今週の1台
このページでは私のバスライブラリーから、トピック的要素を持つバスを中心にご紹介していきます。
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99/3/6
13 都バスでぐるぐる(1)
都バスでぐるぐる
今週の一台は趣向を変えまして、都バスの低公害車、低床車巡りの記録をお送りします。少し古いですが、98年5月16日に、同4月1日から売り出された「都バス一日乗車券」を使って、都バスで都内をぐるっと一回りしてきました。昔、東海バスが伊豆半島の定期観光バスのキャッチフレーズを「伊豆をぐるぐる」と呼んでいたのはご存知でしょうか?それに倣って、都バスでぐるぐると呼ぶことにします。コースは、新宿−晴海−門前仲町−日暮里です。全4回に分けてご紹介します。今週は都03系統です。
都バス一日乗車券
これまでの都営の一日乗車券は、都バスと都営地下鉄・都電の共通で大人700円でしたが、都バス専用の一日乗車券は大人500円です。つまらない話ですが、現在バス一乗車200円ですから、単純に計算すると、3回乗るだけで元が取れます。このような一日乗車券が今までなかったのが不思議なくらいです。この都バス一日乗車券は、都内23区内の都バスであれば何回でも乗れるものです。乗り放題といっても、浅草や葛西臨海公園の二階バスや、座席定員制の快速バス(東京駅−東京ビッグサイト)は乗れません。また、都内からは、ポツンと離れたところで営業している青梅地区でも使えません。私はコストパフォーマンスの良いこの一日乗車券を利用して、ぶらぶら乗り回すこともいいなと思っていたのですが、そのほかにも、その都バス一日乗車券のデザインが気になっていて、都バス一日乗車券そのものだけでも、欲しかったくらいなのです。その都バス一日乗車券の大きさは縦8センチ横16センチの横長サイズで、その横幅一杯に登場したばかりの三菱FUSOのノンステップバス(但し塗装はノンステップバスの特別塗装でなく、一般の塗装と同じ)の横から見た精緻な側面図が描かれています。子供騙しでないところがとても気に入っています。それは二つに折り畳むことができ、そうすると8センチ×8.5センチになり、ポケットに収まりやすいコンパクトサイズになります。裏面は右半分がカレンダーになっており、使用する月・日の銀色シールを削り取って使います。都バス一日乗車券は発売日から6ヶ月有効なので、あらかじめ買っておいて、使いたいときにその使用日を削ればすぐのれるのです。この都バス一日乗車券の問題点は、都バスの車内では売っていないことです。販売個所は都バス各営業所・支所・都バス定期券発売所だけで、都バスの営業所=バスの車庫ですから、普通は不便な所です。従って実際買えるのは大きなターミナル駅にある定期券発売所になるわけですが、それも土曜日曜祝日もやっている所はまた限られてしまい、実際使えるのは新宿駅西口地下・三田線水道橋駅・錦糸町駅楽天地ビル・渋谷駅東口・新宿線一之江駅だけです。一方で都電と都営地下鉄共通の700円の一日乗車券はバスの車内で売っているのに、何故バス専用のは取り扱わないのでしょうか?バスに乗車口で日付けの銀色シールを削ることが時間がかかるからでしょうか?交通局も販売方法を再考して欲しいと思います。
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都バスに使われる低床車・低公害車
さて今回の都バスの目的は、ファーバス昆虫記の精神に従い、特徴ある都バスになるべく乗ろうというものです。
現在都バスは公営では言うまでもなく最大の事業者です。(民営を含めば最大の事業者は西日本鉄道です) それだけに最近低公害車と低床車バスを積極的に導入しています。低公害車と低床車は最近10年の間に目覚しい進歩を見せています。これは特に技術面やコスト面での著しい進歩により、低床バスや低公害バスが著しく安価になり、バス会社としても導入しやすくなった訳ではなく、世間の環境に対する考え方、ハンディキャップを持つ人への意識が急に変わってきたため、多少価格がかかっても、そのようなバスを導入すべきとの流れになったのだと思います。民間バス会社はコストの関係からなかなか導入できないところですが、東京都営は予算の制限が少ないため、積極的に低公害型バス・低床車を導入できるものと考えられます。
どの路線(系統)でこれらバスが使われているかを知ることは、ある程度わかります。まず、低床車が使用される系統番号は、都営ガイドに示されています。バス停の時刻表にはどの時間に低床車が使われることが明記されていますが、あまり正確でないようです。車両の運用の関係で時刻表通り、低床車を回すことができないのでしょう。低公害車は路線を限定して使われるような事はないようです。まずはこれらの路線を狙ってルートを考えました。
(低床車が使われている路線)
ノンステップバス−CH01、宿74、草43、錦27、新小21、都07
スロープバス−品91、CH01、宿74、草43、端44、錦27、
リフトバス−品91,都06、渋88、CH01、宿74、都03、上69、池86、池65、学07、草64、東43、端44、都08、里22、東22、新小22,秋26、錦13、東16
新宿西口からスタート
まず新宿の映画館で、失敗作の「Been」をみました。テレビで大ヒットしているので、さぞかし映画でも大笑いさせてくれるのかと期待していたのですが、トンでもなくはずされてしまいました。失敗の原因は、アメリカのハリウッドが作ったことで、あのキャラクターをアメリカ風にしまったのはは、大きな間違いと思います。それと、いままで使っていたギャグをまったくそのまま使ってしまったことと、主人公にしゃべらせてしまった事です。久しぶりに無駄な時間を使ったと思えるほどの映画でした。
前置きが長くなりましたが、都03で新宿駅西口を11:27スタートしました。この系統はグリーンアローと呼ばれ、全部で8系統ある都市新バスの一つです。都市新バスは、高密度運行、高品質車両、バスロケーションシステムを売り物としたもので、当面地下鉄の整備の予定のない路線に設定されています。
やってきたバスは杉並車庫のD-X593(練馬22か5886)で、らくらくバスという愛称のついたリフト付き超低床バスです。このバスは平成4年式の日野U-HU2ML改(日野車体)で、この年、リフト付超低床車として日野車としては二台だけ導入された鳴り物入りのバスです。当初新宿営業所に配属になり、東京女子医大線(宿74系統)に使われましたが、杉並車庫へ転属し、グリーンアローマークが付けられて、都03系統を中心に運用されています。中ドアに車椅子用の昇降リフトが備えられ、中ドアと反対側の座席は跳ね上げ式になっており、車椅子を固定することができます。
バネ自体はエアサスのため、大変柔らかいのですが、低床化のために使われている偏平タイヤのせいか、同年式の従来車より乗り後心地は固めです。日野車独特の吹け上がりの悪さは他の日野車と同様で、私はあまり好きになれません。
都03は新宿から晴海埠頭までの長距離路線です。新宿−四谷間は並行して地下鉄丸の内線があるものの、麹町−半蔵門−日比谷までは独自路線です。お客は新宿−四谷間、四谷−数寄屋橋間、数寄屋橋−晴海埠頭間の3区間に分類されます。バスロケーションシステムのお陰で、次のバスがどこまで近づいているかということと、数寄屋橋までの所要時間がわかります。運転間隔も10分以下と利用しやすくなっています。休日の午前中という事もあり、新宿の街を順調に抜け、上智大学前の四谷駅で時間調整。麹町の整備された道路を、飛ばして半蔵門に着きました。四谷三丁目から半蔵門までは意外にも年配の乗客が多いのですが、そのほとんどは銀座への買い物のようでした。半蔵門からは皇居のお堀端を走ります。ここは都バス路線の中で最高に景色の良いところです(と思います)。日比谷交差点手前で多少渋滞に引っかかり、数寄屋橋(マリオン前)で乗客は大半が入れ替わりました。ここからは都市新バス路線が3系統重なっているので、バスの行きが来多くなります。銀座四丁目の大交差点を横切り、築地市場の脇を通り、跳ね橋の勝どき橋を渡ります。銀座から1-2キロといったところですが、一気に街並みが変わり、倉庫の目立つ臨海部の景色となります。終点の晴海埠頭まではあとすこしのところですが、次の門33に乗り換えため、勝鬨二丁目でバスを降りました。はじめて東京へ来た人も、いつも地下鉄しか乗らない人も、是非乗ってみる価値のある、定期観光バスのような路線でした。
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次回更新 都バスでぐるぐる(2)は、3月13日(土)の予定です。
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